ナチュラルでやさしい雰囲気なのに、どこか落ち着いた大人っぽい雰囲気が感じられる、山崎裕子さんの器たち。そんな山崎さんの器は、年を重ねても長く愛用していきたいと思える器ばかりです。
そして、山崎さんの器作りの背景をのぞくと、この不思議な魅力に、より一層引き込まれてしまいました◎
手前:マグカップS / リムプレート13cm
奥:リムプレート17cm
陶芸家 山崎裕子(やまざきゆうこ)さん
静岡県の朝霧高原で、工房「yamyam studio」を構えている山崎さん。
美しい自然の中で作られる山崎さんの作品は、作る工程で生まれる偶然の現象を大切にされています。
器にのせるガラス質の釉薬に少しずつ金属を足したり、絵の具を混ぜてみたり。
それらが作り出す結晶や偶然できるにじみや色、不安定な質感など、美しい自然現象を拾って作品に投影しているんです。
釉薬の掛かりや、色ムラによってひとつひとつ違った表情を見せてくれる器は、どれもナチュラルな色合いや風合いを出してくれます。
温もりを感じるナチュラルな器
山崎さんの器の特徴は、何と言ってもそのふんわりとしたやさしい色合いと、シンプルでシャープな美しいフォルム。
初めて作品を見たとき、その絶妙なバランスの魅力にすぐに引き込まれてしまいました!
パステル調のやわらかい色合いからは、穏やかな温もりを感じるのですが、シャープなフォルムからは、凛とした大人の雰囲気を感じます。
かわいいのに大人で落ち着いた佇まいに感じるのは、その絶妙なバランスから生まれているんですね。
使いやすさを重視した美しい作り
手に取るとよくわかるのですが、そっと心地よく手に馴染むフォルムやそのちょうどいい大きさは、持った瞬間に「あ、これ使いやすい!」と感じるんです。
左右均等な薄い作りは、飲み口も底もとっても滑らかで、手仕事のきめ細やかさに感動してしまいます。
薄くて均等なフォルムの器は、スタッキングするときれいにすっぽりと重なるので、安定感があり収納する際も安心です。何よりそのスタッキングした姿もとっても美しい!
初めての「作家もの」の器に
わたしは、まだ作家ものの器は持っていなくて、「手づくりの作家さんの器がほしいけど、どんな器を買おうかな…」と悩んでる方にオススメしたいなと思います。
なぜなら色ムラや釉薬の掛かりから伝わるハンドメイドの良さも、手づくり品ならではのナチュラルな色合いも、使い勝手の良さも全部合わせ持ってるのが山崎さんの器だなと感じるからです。
おだやかでやさしい雰囲気を作ってくれる山崎裕子さんの器。食卓で長く活躍できるはずです!
monoananiroスタッフのアサヤマです♪
ハンドメイドのうつわやこだわりのある雑貨ものが大好きです。民芸もののうつわも好き。
ブログを通して作家さんのうつわやこだわり雑貨を、みなさまと一緒に楽しんでいけたらと思っています!