前回、電動ろくろの陶芸体験の様子をご紹介しましたが、そのときに自作した器が無事焼き上がってきました!
今回は、その焼き上がりの器に、お料理をのせてご紹介したいと思います。
器の焼き上がり
今回の陶芸体験では、電動ろくろを使って、自分の作りたい器の形に土を成形し、釉薬の色を選ぶところまで体験できました。
そのあとは、お店の方にお任せし、2ヶ月間で、乾燥、素焼き、釉薬掛け、本焼成、冷却の手順を経て完成です。
そして2ヶ月待って、いよいよ自分の作品と対面しました!!
仕上がりがこちら!
お、なかなかいい感じ♪
飴色の釉薬と薄い水色の釉薬を選んで正解でしたー!
飴色と水色の釉薬は相性がいいですね。
手で持ってみます。
平皿
「…ん??」
成形直後の作品は、真ん中の平皿と右端の小鉢なのですが…
小鉢
「あれ…小さい!!」
分かりにくいですが、全体的にかなり縮んだ印象です。
お店の方にも、「焼き上がりは10%程縮みますからね」と言われていたのですが、想像以上に縮んでいました!(@_@;)
平皿は、作ったときは直径約18cmくらいの大きさだったのですが、完全に小皿です。
大きさは12cmほど。
横から。平皿はちょっと厚めの仕上がり
焼き上がりのサイズに少しびっくりしましたが、表面がすべすべとしてきれいに仕上がり、飴色の釉薬がとてもきれいに掛かっていて、結果的には大満足♪
小鉢の方は、マルチに使えるように少し大きめの直径約11cmくらいで作っていましたが、完全にそばちょこサイズ(*ノωノ)
ですが、標準的な小鉢のサイズ感になって、これはこれで良かったなと思っています♪
薄い水色の釉薬は、素地の色と相まってトルコブルーのようなやさしい色合いに。
器は焼くと縮みます
焼き物は、乾燥時に中の水分が抜けて縮みます。
さらに、本焼成のときに、バラバラだった土の粒子同士がくっつくことで隙間がなくなり、さらに縮みます。だいたい全体で10%~15%ほど縮むようです。
“焼き締める“とはまさにこのこと。
陶芸家の方達は、この縮みを計算して毎回狙ったサイズの器を作っているのですね。
裏面はこんな感じ。
高台の部分をつまみながら、釉薬を全体に掛けていくので、釉だまり(釉薬が溜まった部分)や、釉薬の掛かっていない部分があり、手づくりの味わいを感じる作品となりました。
お料理をのせてみました!
せっかくなので、お料理をのせたり、モノナナイロの器と合わせてみることにしました!
まずは、飴色の平皿のほうから。
小皿なので、ちょっとしたおかずをのせたり
取り皿として使ったり。
とろっと艶めく飴色の釉薬が掛かった小皿は、どこかアンティークで、何とも味わい深い雰囲気。
和のお料理はもちろん、洋食やおやつなど、どんなお料理も美しく引き立ててくれます。
渋めの和食器はもちろん合うのですが、
カタチ製作所のモダンな食器と合わせてみると…
合う!!
むしろシンプルな器と合わせることで食卓にアクセントを作ってくれます。
そして、小鉢。
チェリーを盛り付けてみました。
やわらかなブルーに仕上がった小鉢には、暑い夏に合わせて冷たい食べ物を盛り付けるとより涼しげな印象に。
はなクラフトさんの器と合わせてみると、
貫入の入った美しい和食器にすんなりと馴染んでくれました!
ベージュがかったやさしいブルーなので、和食器にも馴染みやすいようです。
自分で器を作ってみよう!
自分で心をこめて作ったうつわ。
陶芸作家さんが作った、美しい器に比べれば、ずいぶん見劣りしますが、やはり自分で作ると何とも言えない愛着が湧いてきます。
自分で作ると、今まで気づかなかった陶芸作家さんの器の見どころに気づいたり、器にできる景色をより一層楽しむことができるようになりますよ。
今回、お世話になった都立大学にある「Maker’sBase」では、都内で気軽に陶芸体験ができます。
みなさんもぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか?
monoananiroスタッフのアサヤマです♪
ハンドメイドのうつわやこだわりのある雑貨ものが大好きです。民芸もののうつわも好き。
ブログを通して作家さんのうつわやこだわり雑貨を、みなさまと一緒に楽しんでいけたらと思っています!